モノクロドットマトリクス液晶など、産業用ディスプレイを PC のモニタディスプレイとして使おうというもの。 PC のモニタすなわち PC の外部モニタになるので、PC の画面に映るものなら だいたいなんでも映ります。なにか表示してみよう → データの変換面倒 → それならモニタにしちゃえばよくない? というコンセプトです。
これまで、専用ハードウエア2種と、Arduino を使ったもの2種を製作しました。 Arduino 使用のもののうち 1種は、XBeeを使って無線化したものです。 出力先のディスプレイについても、KS0108互換LCD、KS0108互換VFD、 ST7565互換LCD、LS027B4DH01に対応し、バリエーションが増えつつあります。 ディスプレイごとに個性が違い、工作するのも眺めるのも楽しいモニタです。
「ちびモ」構成するパーツにはジャンク品などは使わず、 どこでも手に入りやすいものだけを使っています。 また、シールド基板や専用基板を制作し、 それを使えばだれでも製作できるようにしています。 専用基板やシールド基板はコミックマーケット等で頒布しています。
これまで 3種の基板を制作しました。以下の写真はすべて、部品実装後の写真です。 いずれも、部品実装前のものを、コミックマーケット等で頒布しています
PCからUSBシリアルでマイコンに画像データを送り、 表示器にデータを出力しています。 モノクロなのでそれほどデータ量が大きくなく、 KS0108などでは500kbps程度の転送スピードで動画の再生もできます。
PCの画面を出力するのには、画面のデータを吸い上げて シリアルポートに流す「サービスアプリ」をつくり、 これがカラー→モノクロ変換も行っています。 外付けのセカンドモニタとして認識させるためには、 専用の仮想ドライバを開発しました。 これがPCに仮想的な画面を追加するので、この画面のデータを 先のアプリが吸い上げて、シリアルポートに流します。
詳しくは、技術冊子で解説しています。 イベントに足を運ばれるチャンスのある方は、お読みになってみてください。
KS0108互換 VFD(GU128X64E-U100) は、ノリタケ伊勢電子様からサンプルをいただきました。ありがとうございます。