このページは、5インチベイ内蔵版のCPUメーターの組み立て方のページです。デスクトップ版の組み立て方については、こちらをご覧ください。
青いメイン基板とリレー基板、黒いニキシー管基板に部品をはんだづけします。キットに付属の部品リストと上の基板写真を参考に、はんだづけを行ってください。以下に、いくつかポイントを補足します。
基板組み立て完了後、目視およびテスターで、部品の間違いや向きの間違い、ショート等がないことをよく確認してください。
アナログメーターを分解し、中のパネルを付属のメーター盤面と取り替えます。盤面の裏側に貼られている茶色の保護シートは剥がしてください。アナログメーターの分解は上の写真のようにリムの裏側の隙間にマイナスドライバーを差し込むと簡単です。
アナログメーターにコネクタ付きケーブルをはんだづけします。上の写真のように、内側のタブ(信号入力タブ)には黒いコネクタつきのケーブル、外側のタブ(バックライト電源タブ)には白いコネクタつきのケーブルをはんだづけします。長さをそれぞれ12cm、8cm程度に切っておくとあとの配線がすっきりします。
まず、アナログメーターとニキシー管基板をフレームに固定します。それぞれ、φ3タッピングねじ(長さ8mm)で固定します。固定用の穴は上の写真を参考にしてください。
タッピングねじを締めるときは一気に締めずに少しずつ締めます。一気に締めるとフレームが割れますのでご注意ください。180度程度締めて90度程度ゆるめる、を繰り返すとうまくいきます。
上の写真のように、ニキシー管基板の固定位置は2パターンあります。フロントパネルからニキシー管を露出させたいときは左のようにフロント側から固定し、フロントパネルの奥にニキシー管を隠したいときは右のようにリア側から固定します。
上の写真のようにメーターとニキシー管基板が固定できたら次のステップに進みます。
メイン基板をフレームに固定します。φ3タッピングねじ(長さ5mm)で固定します。固定用の穴は上の写真を参考にしてください。
リレー基板をメイン基板のJ2に接続し、さらにフレームに固定します。φ3タッピングねじ(長さ5mm)で固定します。固定用の穴は上の写真を参考にしてください。同時に高電圧基板をU3に接続します。
各ケーブルでメイン基板とニキシー管基板、アナログメーターを接続します。上の写真を参考に接続してください。接続場所を間違えると基板上の部品やアナログメーターが瞬時に破壊される場合がありますので充分注意してください。 向きについては逆に接続しても部品が瞬時に壊れることはないので、あまり神経質にならなくてもOKです。
最後にフロントパネルをフレームに固定します。M3ねじとM3ナットを使います。ナットは上の写真のようにフレームの窪みにはめ込みます。フロントパネルはブラックとスモークの2種類付属していますので、お好きなほうを使ってください。NL8422バージョンのブラックパネルは表裏で質感が違いますので、これもお好きなほうを表にしてください。
上の写真のようになれば完成です。
フレームへの組み込みが終わったら、PCに接続する前に、壊れてもよいUSB電源アダプターにメイン基板を接続します。このとき高電圧基板が起動し高電圧が発生しますので触らないように充分に注意してください。ニキシー管が「0 0 0」の表示になり、アナログメーターが右に振れればOKです。(この段階ではアナログメーターのバックライトは点灯しません。)
(ファームウェアの不具合により、アナログメーターが一瞬のみしか右に振れない場合があるようです。この場合はPCに接続後100%点の調整を行ってください(後日修正します。))
しばらく放置して、異常発熱、発煙、焦げた臭い等がないことを確認してください。30秒~40秒するとタイムアウトし、ニキシー管の各数字が点灯したのち、スリープモードに入ります。スリープモード中は高圧電源をオフにしますので、ニキシー管は消灯します。
異常がなければ、USB電源アダプターに接続したまま、以下を行います:
メイン基板に搭載されているUSBシリアルチップのドライバーをインストールします。FTDI社のページから、お使いのOSに合うドライバーをダウンロードし、インストールします。
メイン基板をPCに接続し、「USB Serial Port」として認識されれば、成功です。このあとはニキシー管CPUメーターのページに戻って、使い方を参照してください。
ニキシー管が点灯しなかったりメーターが振れなかったりする場合は、各部のはんだづけの状態と、部品の向きを確認してください。それ以外の特徴的なトラブルを以下に挙げます。
フロントパネルのねじはM3であればなんでも使えます。PCケースにあわせて変えてみてください。